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株式会社エミリンク

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株式会社エミリンク

対談

小原院長の”いま一番気になる人・仕事”スペシャル対談
2016.04.12 吉永拓未×小原忠士

平成2 年の開院以来、25 年間にわたり地元連島を中心に多くの住民の方から信頼を頂き、皆様の健康に貢献してきた小原整骨院。
その小原院長が“いま一番気になる人・仕事”というテーマで、ゲストの方と対談をして頂きました。今回は、地元、倉敷岡山でアーティスト育成・プロデュース、楽曲提供、そして自らもミュージシャンとして活躍している吉永拓未さんをゲストにお招きし、音楽への魅力から自身の仕事感について熱い思いを語り合って頂きました。(2016 年1 月28 日(木)OfficeKIKOE にて)

「最近はネットで音源を買ってしまうことが多いのですが、だからこそライブのレア度があるんだと思うんです。例えば、ライブで間違えることも面白さ!という楽しみ方もあります。生を楽しむ文化が根付けば良いですね。」

吉永拓未
(総合音楽事務所 OfficeKIKOE 代表)

1986年、倉敷生まれ。岡山県を拠点に地元から全国に発信するアーティストとして多様なステージで活動している。
2014年3月にリリースされたCDをきっかけに、メジャーアーティストとの共演やラジオ番組のメインパーソナリティを務める等でその活動に注目され、2015年6月にミニアルバム「gift」が全国発売される。2016年4月23日には2ndミニアルバム「フレンドシップ」がリリース。アーティストとしての活動に加え、他アーティストの編曲や、レコーディング、CM楽曲の提供、音響、イベントのプロデュースを手掛ける等、幅広く活動の場を持っている。2014年に「倉敷ふるさと大使」に任命され、音楽を通して地元である倉敷のPR活動を行っ
ている。

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小原 忠士
(小原整骨院 院長)

1964 年 倉敷市出身。地元である倉敷市連島で開院以来24年にわたり地域の皆様の健康に貢献してきた小原整骨院の院長。柔道整復師としての技術力は当然、その穏やかな人柄で多くの患者に慕われ、スタッフからの信頼も厚い。2014 年6 月には株式会社エミリンクとして法人設立。
代表取締役となる。

俣野 浩志
(株式会社パッション)

岡山市出身。一般社団法人ウェブ解析士協会認定 初級ウェブ解析士。経営修士(MBA:香川大学大学院地域マネジメント研究科)。大学でマーケティングを学んだ後11 年間印刷・デザイン業界に勤務。2009 年に岡山県産業振興財団主催のベンチャー・ビジネスプランコンテストにて奨励賞を受賞。2013 年大学院にて「住民主体の体験交流型プログラムが地域社会に与える影響についての考察」というテーマで、NPO のまちづくりを研究した。

人から音楽ビジネスのイロハを教わったことはなくて、自分自身で手探りでやってきたんです。
でも結局“人”でしかないことに気がつきました。人がしてくれているものを受け止めて実行するだけ。人との繋がりを大切にする。それしかないと思っています。

俣 野:
今回は地元、倉敷で総合音楽事務所を経営されている吉永拓未さんの事務所、OfficeKIKOE にお伺いし、音楽の魅力や自身の仕事感、夢について語り合って頂きたいと思います。まずは吉永さんとの出会いを教えてください。
小 原:
吉永さんと昨年6月に放送の「気まぐれ!メンズトーク」でゲスト出演していただいたギタリストのまるさんの紹介で知り合ったんです。
まるさんがレコーディングに使われているスタジオの方が、自らもミュージシャンでありながら、イベントやアーティストのプロデュースもされているということで、お会いさせていただいたのがキッカケですね。
吉 永:
そうですね。まるさんから、地元で活躍しているアーティストや、いろんなジャンルの方を応援してくれている整骨院の先生がいるということで、小原先生にお会いしました。
小 原:
初めてお会いした時から感じてたんですが、吉永さんは若いけれど只者ではないなという…見たとおりのイケメンで、人当たりもいいんですが、芯がしっかりしていて…かなり!(笑)。
吉永さんのPV も素敵でした。とても良い曲で、感動しました。

吉 永:
ありがとうございます。そこまで手放しで褒められると、なんだか照れますね。
小 原:
吉永さんは音楽の道で食べて行かれていますが、子供の時からミュージシャンになるという夢を持っていたの?
吉 永:
いえいえ、そうでもないんです。小さい頃は体が弱かったんで、強くするために水泳をしていたんです。
実はピアノは、イヤイヤ習っていたんです。
姉が二人いるんですが、その影響もあって、知らない間に習い始めていて…いつから始めたのか記憶がないくらいです。かなり小さい時だと思いますけど。
小 原:
どうしてイヤだったの?
吉 永:
小さい頃は、遊びたい盛りじゃないですか。
もちろん僕も遊びたくって、ピアノのレッスンが始まるとゲームをやめなければならないので。小中学校はそんな感じでした。
高校に入ってからですね、自分からもうちょっとやりたいと思い始めたのは…高校でバンドを組んで学園祭に出ようと思ったのが一つ。
もう一つは極めたいと思った。それがキッカケでのめり込んでいったんです。その頃からポップスの作詞作曲をしだしたんです。当時は、ORANGE RANGE、チャコールフィルター、アジアンカンフージェネレーション、ゴーイングステディー、シャカラビッツなどが流行っていたんです。ケミストリーがすごく好きで、かなり影響受けたと思います。
小 原:
その時からキーボードを弾きながら歌うってスタイルで?
吉 永:
その頃、歌は歌ってなかったんです。初めて歌ったのは高校1年の学祭の打ち上げで…カラオケです(笑)。ソロでは歌っていなかったんです…ドラムだったんですよ。
小 原:
ドラムだったの!まぁ確かにドラム叩きながら歌う人って少ないよね。昔いたかな…。高校時代のバンド活動が将来の道を決めるキッカケとなって、それ以降は音楽一筋で?
吉 永:
いえ、その後、進学して県立大へ行ったんですが、実は体育専攻で入ったんです。
将来を考えた時に、体育か?音楽か?となった時に音楽はしんどいと思って、体育の先生を目指したんです。
今考えたら、なぜ先生か?わからないんですが…。でも体育は好きで。
どのスポーツとか、そういう専門というのはなく、全ジャンル、オール。学生時代は硬式テニスはしていたのですけど、総合的に運動能力は高かった方なので。結局、体育専攻を卒業して、倉敷市立短大の保育学科の保育臨床専攻に行き、卒業して、倉敷市の幼稚園教諭として短い期間勤めていたんですよ。
小 原:
ほう!そんな過去が…。でもスポーツもできて、音楽もできて…イケメンで。凄いね、天は二物を与えてずって嘘ですね、三物も与えてるじゃない(笑)。
吉 永:
ははは、そんな…。大学在学中にも音楽はやっていたんです…やっぱり自分の可能性は信じていました。
まだここでは終われないと思って…。幼稚園を完全に辞めてしまうというよりも、音楽面から幼児教育もできるのじゃないかと…そこで音楽をやれるところまでやってみようとも考えたんです。まぁでも、すぐ辞めて、そこから音楽に…。
辞めてすぐ生計を立てるところまでは難しくて、2年前には派遣の登録までしました。
しかし何とか踏みとどまって、音楽でお金を生むことを必死でやりました。CM 楽曲を作ったり、テーマソングを作ったり…やっとビジネスが動き出した。CD の制作やライブでのプロモーションなど。「音楽一本で逃げ場を作らず遣り抜く」と周りに言いまくっていたら、色んな人から応援してもらえたんです。
本当にありがたいことです。今はなんとかビジネスとして成り立っています。ここ何年かで基盤が作れましたね。
小 原:
人は何かに一所懸命に取り組んでいる人をみると応援したくなるものなんです。
アンダードッグ効果と呼ばれているもので、例えば、一生懸命なのに上手くいかない人や、不利な立場の人を応援したくなったり、頑張ってるのに報われない人を、助けたくなる、好きになったり…やっぱり懸命に何かに取り組んでいる姿は素敵ですよね。
ところで、この場所はスタジオとしても使っているの?

吉 永:
ここはライブスペースで、バーの機能もありますが。去年の12 月にオープンしました。
レコーディングスタジオとして、オフィスキコエの活動は2、3年前からやっています。
小 原:
音楽をやって一番楽しいことってどんなこと?
吉 永:
そうですね。人前で歌って、みんなで音楽を楽しむ!というのが楽しい。
やはりライブが楽しいです。その場で歌って、その場で演奏して、聴いている人も、やっている人も見える状態、それが一番が楽しいです。
小 原:
吉永さんは、自分だけではなくて、他のミュージシャンのプロデュースもしているんですよね。
吉 永:
はい、後輩も育てていますが、どちらかというと、一緒に頑張っていこうというのがスタンスです。
小 原:
活動は地元岡山がメインで?
吉 永:
岡山を中心に活動しています。遠征として県外にも行きますよ。北は東京までは行きます。
西は広島くらいかな。四国は徳島、香川へはちょくちょく。おかげさまで活動も広がりました。
自分は、音楽で食べていくと言いながらも、実はライブなどの売り込みの仕方とかは学んでいないんです。
人から音楽ビジネスのイロハを教わったことはなくて、自分自身で手探りでやってきたんです。
でも結局“人”でしかないことに気がつきました。人がしてくれているものを受け止めて実行する。人との繋がりを大切にする。
それしかないと思っています。まだファンクラブはないのですが、ファンミーティングを2ヶ月に一回開催しています。
音楽が好きな人が、職業として地元岡山で食べていける仕組みを作りたいですね。
小 原:
なるほど。ライブ活動以外には何を?
吉 永:
メディアは、レギュラーではないのですが、テレビやラジオに出演したり、新聞などに取り上げてもらったり…ネットの生配信もしていました。
自分でもびっくりするくらいなんですが、いろんなところとの繋がりが凄いんです。
僕はセルフプロデュースで行くしかないのですけど…どうしても自分ではできないこともあるんです。
でも人を動かすというのはやりたくなくて…でも助けてもらいたい。そうなると人に動いてもらうしかないんです。
そのためには、熱意がとても大切だと思います。「僕はこうしたいが、今はこうできないからどうしよう?」って。簡単に言えば、相談しているんですが。
小 原:
吉永さんの熱意と、素直なところが共感を呼ぶんでしょうね。
若いと結構粋がったりして、なんでもできると思って、素直さが恥ずかしくて出せない人もいるよね。
もちろん、背伸びして、粋がっても良いし、そういう時期も必要だと思う。そこで頭を打つことも大切。
学ぶ機会を得ることになるからね。吉永さんのその考え方と熱意があれば、少々の困難にぶつかっても開けていけると思いますよ!
吉 永:
ありがとうございます。本当に、この2年ちょっとの加速度が凄くて、今後どうなっていくか、ドキドキしているくらいなんです。
2013 年の夏頃は派遣で働く寸前まで行ったのに…(笑)。
小 原:
今後、「吉永拓未」というアーティストをどうプロデュースしていきたいの?
吉 永:
そうですね、どこに行っても「吉永拓未」知ってる?「知ってる」、「えー連絡とって!」と言われるくらい知名度を上げたいです。
身近な人が自慢できるくらいの知名度にはなりたいですね。
僕は、地元倉敷を盛り上げられない人は全国も無理って思っています。
郷土愛とでも言うんでしょうか、育ててもらった場所で発信して地域に貢献したいという思いが強いんです。
逆に僕が活躍することで、倉敷、岡山にはすごい人がいるぞと全国的に言われたい。
今は小さいところであろうと大きいところであろうと全力で歌って顔だしています。
ライブをメインで。人に会って、感じてもらって、というのを続けていきたいんです。
去年は天神山文化プラザでバースデーワンマンをしたんです。
多くのファンが集まってくれましたが、まだまだ、もっと上を目指していきたいです。倉敷の市民会館だと2,000 人、ハードル高いですね。
岡山市民会館は1,600 人。あそこを埋めるくらいになると、相当忙しくなっていると思います(笑)。
小 原:
ライブが好きなんだね。
吉 永:
そうです。去年は300 人くらい来てくれたんですが、いつもは60〜80 人くらいのライブが多いんです。近い距離で演るのが好きですね。
ピアノと歌のソロで演るのが基本です。まだまだ岡山には音楽文化の根付きがないんです。岡山をもっと盛り上げていきたいですね。
ライブに初めて行くのは仕方がないのですが、ライブの盛り上げ方や、楽しみ方がわからない人が多いんです。
一緒に楽しむという感じがわからない人が多い。地域性もあるので、それでダメという訳でもないですが、どうせなら楽しんで欲しいと思います。
最近はネットで音源を買ってしまうことが多いのですが、だからこそライブのレア度があるんだと思うんです。例えば、ライブで間違えることも面白さ!という楽しみ方もあります。
生を楽しむ文化が根付けば良いですね。
そのためにはカリスマ性も必要でしょうし…あの人のライブに行きたい!と言わせるだけのもの。どんな形でも良いと思うんです。
ミーハー的でも…とっつき方にこだわらなくても良いと思っています。
小 原:
吉永さんにはスター性というか、人とは違う目立つ何かを感じますが…そういう風には言われない?
吉 永:
どちらかと言えば、爽やかと言われます。でもそういう気は全くなくって、それよりも親近感というところが欲しいです。
なんていうか…何かすごいことをしてる近所のお兄ちゃん!というイメージの親近感が欲しい。
例えば、将来的には、今は会えなくても昔は普通に会ってたんだよ!という感覚になれるくらいの近さを感じられるとか…そんな親近感を目指しています。
僕にもそんな自慢のエピソードがあるんですよ。実は、谷村新司とサライを一緒に歌ったことが自分の中で一番自慢なんです。全国でも20 人くらいしかいないんです。
もちろん岡山では自分だけです。市民会館で歌ったんですけど。
谷村さんサイドから共演する一般の方を募集しているという話を聞いたので、音源とプロフィールを渡して、そしたら谷村さんサイドからOK が出て。
2014 年7 月14 日にCD を出して3 ヶ月後のことだったんです。初めて出したCD で『ミソラ』というアルバム。一生自慢できる内容でしょう!
小 原:
確かに!それは凄い。谷村新司といえば、日本国民で知らない人を探すのが難しいくらい。僕らの年代なら特にですよ。
『昴 -すばる-』にしても良い曲だし、『いい日旅立ち』もチンペイの曲でしょ。アリス時代の『チャンピオン』なんて、もう最高ですね!
吉 永:
小原先生世代ですよね!僕は地元の人たちが、休日を過ごすのに、いつも通りの休日ではなくて、ライブにでも行ってみようよ!という過ごし方をする生活を提案したいんです。
さらっと、軽くライブに行ける。
有名なアーティストが来るからというだけではなくて、日常生活の中で、普段着のような感じでライブに行く。またそんな感覚で行ける地元のミュージシャンをプロデュースできたらと思っています。
小 原:
なるほど。今、プロデュースされている人はどのくらいいるの?
吉 永:
今、プロデュースしているのは6 人です。それぞれいろいろな思いがあって活動しています。
みんな岡山に住んでいる人ですよ。
全国的に活動していきたいので、いろんなところで繋がりを作って、いろんなところに出て行きたいです。
それがきっかけでテレビなど、俳優でも良い。マルチで行きたい。
音楽だけにこだわっているのではなく、吉永拓未という人間を売りたいんです。
ミュージシャンだけではなく、演劇でも。一貫性はないと言われるかもしれないですが、音楽を売るというよりも、人と人との付き合いとして、人を売りたいと思っています。
ですから人間性も磨かなければなりません。
最後に残るのはその人の人間性だと思いますから。歌がどれだけ上手くても、売れるわけではないですし、その人が好きだから歌を聴きに行きたいと思ってもらいたいんです。
小 原:
そういう気持ちはとてもよくわかりますよ。人を応援したいんですよね。
その人が好きだから。人を惹きつける魅力って、技術だけではないですからね。
それは私の仕事でも同じです。施術師としての技術がいかに優れていても、人を思いやる心、人に共感することが出来なくては、良い仕事はできません。
その考え方は…若いとそこまでは考えが至らないことが多いですよ。技術ばかりを追ったりね…。
ますます、この人!吉永さんの曲だから聴きに行きたいと思いました!
ところで、吉永さんのCD やライブなど活動の情報はそうしたら入手できるの?

吉 永:
ライブの情報はfacebook で。スマホだったら、OffIceKIKOE のアプリが無料でダウンロードで、いるので、そこから情報が入手できます。
ホームページでしたら「吉永拓未」で検索かけてもらったら。オフィスキコエでも見つかると思います。
小 原:
そうそう、一つ聞こうと思っていたんだけど「キコエ」の由来って?
吉 永:
ああ…それよく聞かれます(笑)。実は会社の名前がなかなか浮かばなくて、友達と話していた時、音楽している人なんだから「聞こえがいい」って言葉よくない?…やっているコトとして、「聞こえがいいような仕事」というイメージになるから、「キコエ」でいいじゃん。ということになったんです。最初は「えぇっ〜」て拒否していたんですけど、なんども、聞いていたらしっくりき出して…やっぱり「聞こえ」がいいんでしょうね(笑)。
小 原:
ははは、それは確かに「聞こえ」が言いね!
吉永さんには4 月21 日(木)19:00〜第16 回「気まぐれ!メンズトーク」のゲストとしてご出演頂きますので、また面白いお話が聞けますよね…新しいライブなどの情報もお届けできるかも。ひょっとして生歌も披露してくれたりして…(笑)。期待しておきますね。
吉 永:
はい、わかりました!って、小原先生、それリクエストじゃないでしょ!
小 原:
確かに!次回はラジオで!よろしくお願いしますね。ありがとうございました。
吉 永:
こちらこそ、ありがとうございました。

■総合音楽事務所 Office KIKOE 
〒710-0016 倉敷市中庄2230-8 ニューボーン301
http://tkproject.jimdo.com/