片岡 聡一
岡山県総社市市長、倉敷芸術科学大学客員教授
音声
■サポート(提供)
小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、こはら鍼灸整骨院(倉敷市平田615)、cocoro from 小原整骨院(岡山市南区下中野1407-6)、古閑俊行話し方スクール、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、公益社団法人倉敷市シルバー人材センター
■挿入曲
オープニング曲:Jump / Van Halen
エンディング曲:Stand by me / Ben E. King
BGM:Happy Island / 押尾コータロー
■ゲストによるリクエスト曲
糸 / 中島みゆき(ゲストによる弾き方り)
第38回目のゲストは、多彩な一面を持つ片岡聡一市長をお迎えし、総社市に対する熱い想い「総社愛」はもちろんのこと、普段では伺い知ることができない意外な一面についても語っていただきました。
福井への豪雪災害への支援について…。
先日の大雪で積雪が2メートルを超えた福井県の勝山市では、車が立ち往生したり除雪車用の燃料が不足しており、市民生活へ多大な影響を与えていた。そんな中、勝山市の山岸市長から直接電話(全国市長会で交流がある)があり、総社市大規模災害被災地支援条例に基づき支援を決めた。
そしてすぐに除雪車20台分の経由4000リットルと職員を派遣した。とにかく、災害時における支援はスピードが大事。このように自治体同士で支援を行っておくことは、もし将来総社に災害が起こって困った時には絶対助けてくれる。助ける力と助けられる力は一緒だ。
岡山での両備バスの路線廃止を受けて…。
これは全国の自治体が抱えている課題であり、きちんと議論していかなければならないこと。総社は8年前に予約乗合方式のデマンド交通「雪舟くん」を導入している。それまでは岡山市と同じようにバス会社に対して補助金を投入して赤字路線を維持してきた。もちろん、バス会社も収益路線で得た収益を赤字路線に回して補ってはいた。
しかし市としては、朝夕は乗客がいても昼間は誰も乗っていないものに市民の税金を投入するわけにはいかない。そこで赤字路線を廃止し、代わりに雪舟くんを走らせ補助金を削減した。さらにバスやタクシー会社へは雪舟くんの運営を一台500万(年間)で委託し、路線廃止による経営への影響が出ないように配慮した。 規制緩和や新しい制度を導入する時には、それなりに痛みが伴う。その時、それを煩わしいと思わず、きちんと真摯に向き合って話しをしていくことが大切だ。