2025.8.21 第128回 片岡 徹也

社会

片岡 徹也

NPO法人こうのさと 代表理事

音声

■サポート(提供)

小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、一般社団法人岡山アスレーテスクラブ、九九華聯 99ファーレン 倉敷、株式会社Peace

■挿入曲

月に咲く花のようになるの / サンボマスター 

第128回のゲストは、NPO法人こうのさと代表理事の片岡徹也さんをお招きし、オルタナティブスクール「竹林のスコレー」を立ち上げた背景や、子どもたちが自然の中で学び、伸び伸び育つ環境づくりに向けた活動と、未来への想いについてのお話を、たっぷりと伺いました。

<前半:自己紹介と原点のストーリー

今回のゲストは、NPO法人こうのさと代表理事の片岡徹也さん。倉敷市西阿知出身、古城池高校から岡山大学へと進学し、国際協力に役立つ技術を身につけたいとの思いから看護師の道を選ばれました。小児科で勤務したのち青年海外協力隊として2年間グアテマラに赴任し、母子保健や死亡調査といった活動に従事。現地での経験は、日本を客観的に見つめ直す大きなきっかけとなりました。

 帰国後は病院勤務や訪問看護を経て独立し、セミナーやスポーツ講座を展開。やがてコロナ禍を機に「子どもたちが安心して育つ環境をつくりたい」との思いを強め、NPO法人「こうのさと」を立ち上げました。現在はオルタナティブスクール「竹林のスコレー」を運営し、自然の中で子どもたちが学び、伸び伸びと育つ環境づくりに取り組んでいます。  

前半は、片岡さんが歩んでこられた道のりから「こうのさと」「竹林のスコレー」への思い、そして子どもたちの未来に託すビジョンまで、たっぷりと伺いました。

<後半「こうのさと」と「竹林のスコレー」の活動と未来

 片岡さんがNPO法人「こうのさと」を立ち上げた背景には、共に歩む仲間の存在と、「子どもが祝福されて生まれ、安心して育つ環境をつくりたい」という強い思いがありました。医療やワクチン行政への疑問をきっかけに、子どもの健やかな成長を支える場づくりへと舵を切ります。

 コロナ禍で子どもたちの居場所が制限される状況を目にし、オルタナティブスクール「竹林のスコレー」を設立。自然体験や畑・田んぼでの活動を通じて学べる場を提供し、親や先生以外の大人と関わる「斜めの関係」を大切にしながら、地域社会のつながりを取り戻そうとしています。公教育の良さを認めつつ、多様な進路を選べる柔軟な環境づくりにも注力しており、自然農法での米づくりや産直販売など、地域と共に生きる実践も進めています。  

さらに、地域交流の場として「倉敷穂井田竹灯籠まつり」にも取り組んでいます。会場にはおよそ3,000本の竹灯籠が並び、30軒ほどの屋台が出店。人口1,300人ほどの地域に対して、約1,200人もの来場者が集まる大盛況となりました。障害を持った子どもたちも楽しめるよう、道の凸凹で車椅子が通りにくい場所では、大学生がイルミネーションをつけた駕籠を担ぎ、子どもたちを会場一周に案内するなど、温かい交流の場にもなったそうです。今年も11月15日に開催予定で、現在は協賛の募集も進められています。  

片岡さんの活動は、子どもたちが安心して育ち、未来へとつながるまちづくりを目指しながら、地域の人々と共に歩みを広げています。

関連記事

特集記事

最近の記事
  1. 2015.1.22 第1回 杉本 学

  2. 2015.2.19 第2回 堀 和夫

  3. 2015.3.19 第3回 増田 葵

ランキング
  1. 1

    2021.07.15 第79回 三宅 麻衣子

  2. 2

    2022.7.21 第91回 小林 明子

  3. 3

    2021.11.18 第83回 原 浩之

  4. 4

    2021.09.16 第81回 美淋 つゆ子

  5. 5

    2020.09.17 第69回 荒木 博司

アーカイブ
Sponsored by
株式会社エミリンク 株式会社Passon Authentic LLC. Authentic LLC.
TOP
CLOSE