
岡本 美加
おうちDeシェフ
音声
■サポート(提供)
小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、一般社団法人岡山アスレーテスクラブ、九九華聯 99ファーレン 倉敷、株式会社Peace
■挿入曲
四季「春」 / ヴィヴァルディー
第124回のゲストは、「おうちdeシェフ」として活躍されている岡本美加さんです。日々の夕食と作り置きを中心に、家庭の台所を支える家事代行サービスを提供されている岡本さん。料理への情熱と、お客様一人ひとりに寄り添う丁寧な姿勢で、“岡本ブランド”として多くのご家庭に笑顔を届けておられます。その歩みと想いについて、じっくりお伺いしました。

<前半:おうちdeシェフのはじまりと料理への想い>
岡本美加さんは倉敷市出身。「おうちdeシェフ」として、夕食づくりと作り置きを中心とした家事代行サービスを展開しています。ご自宅に訪問し、2時間で主菜・副菜合わせて8品を調理。買い物から依頼されることもあり、多忙な家庭にとって心強い存在です。
この活動を始めたのは、コロナ禍で人との関わりが減ったことがきっかけ。「自分の得意なことで人の役に立ちたい」と考え、選んだのが料理でした。調理師だったお父様の影響で、幼い頃から料理本に囲まれ、家庭で本格的な味に親しんできた岡本さん。料理は、暮らしの中に自然とあった存在でした。
これまでに訪問した家庭は430軒以上。子育て世帯や共働きの家庭から、「冷蔵庫にごはんがある安心感がうれしい」と喜ばれています。中には、冷蔵庫の中身の写真だけで「これで何か作って」と依頼されることも。ワイン会のおつまみや、失敗から生まれた工夫など、日々の現場は学びと発見の連続です。
<後半:『岡本ブランド』とこれからの展望>
岡本さんが大切にしているのは、お客様に合わせた“味”。家族構成や好みに応じて、食材や味付けを調整し、レシピはすべてデータで管理。最近は、スパークリングワインに合うおつまみの試作も楽しんでいて、自分自身も料理を探求する時間を大切にしています。
サービスは「キッズライン」や「くらしのマーケット」経由で広がり、現在は指名での依頼も増加中。「岡本さんにお願いしたい」と選ばれることが、自信とやりがいにつながっているそうです。
今後は、発酵食品の資格取得やレシピのアーカイブ化も視野に。さらに、掃除や家事全般まで含めた“暮らしを支えるチーム”づくりにも意欲を見せています。
「家庭のことをすべて抱え込まず、少しだけ誰かに頼ることで、暮らしにゆとりが生まれる。その手助けができればうれしいです。」
料理を通して、日常に温かな時間を届ける——それが、岡本さんの目指す“岡本ブランド”のかたちです。