平松 孝行(まる)
居酒屋「清の台所」オーナー
音声
■サポート(提供)
小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、こはら鍼灸整骨院(倉敷市平田615)、cocoro from 小原整骨院(岡山市南区下中野1407-6)、古閑俊行話し方スクール、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、公益社団法人倉敷市シルバー人材センター
■挿入曲
オーバー・ザ・オーバー / 竹原ピストル
第73回目のゲストは、岡山市北区表町三丁目で居酒屋「清の台所」を経営する「まる」さんこと、平松孝行さんをお迎えし、食に対する思い、表町三丁目という、繁華街から少し離れた「横丁」に対する熱い思いをお伺いしました。
前半:飲食店を始めようと思ったキッカケ
幼少期は大工になりたかった。その後、少し成長してから、飲食店には少し興味を持っていた。父親は、自分が生まれる前に今のビックカメラのところにあったビルの最上階のレストランで働いていた料理人だった。
家では、気の向いた時に料理をしてくれた。正月に親戚が集まった時などは料理をしてくれた。 高校卒業して普通に働いていた時は、飲食店をやろうとは思っていなかった。最初は日曜雑貨の問屋で働いていた。
仕事を辞めて、結婚式場にいたり(営業はブライダルコーディネーターのような)、仕事転々として普通の会社に入っても同じかなと思って、小さい時に少し頭にあった、飲食店をやろうと思った、最初はマルゴ(カフェ)で働いていたり、ダイニングバーで働いていたり、「清の台所(きよしのだいどころ)」は去年の3月にオープン。
清は父親の名前、15年くらい前、63歳でガンで亡くなった。死んだ後に母親から聞いたのは、定年したらラーメン屋などをやりたいと聞いた。それを聞いたので、せめて親の名前だけでもと考えた。
後半:表町三丁目への思い、大切にしていること、人情
高校卒業して最初に社会に出た時に同級の同期はいなかったので、先輩について行っていた、飲みにも、行ったり、説教されたり、厳しいことも言われたが、大人になる上での人間形成というかそれが、18、19の時に作られたと思う。一緒に遊んでもらっていた先輩が僕にとっては大きい存在。
後輩にも厳しく言うので。来店してくれる後輩は信頼してくれているのではと思う。お客さんからもそういうことを言ってもらうので、できているのかな。自分では地でいっているだけなんだが。 自然体でいれる街。表町3丁目はそんな感じの街。5、6年前に仕事が終わって後輩と、表町三丁目で飲んだ。この街の水が自分にはあっていた。
商売するなら、一人でやるなら、この街、表町でやりたいと思った。この通りはまだ人情がある。 昔は家の近所にちょっとした居酒屋があって、近所の人が集まっていたが、今はない。それが良い風景だったはずなのに、今の街にはないが、この辺にはある。昔自分が持っていたイメージや見たものを忘れていないので、それを追っかけているということもあるかもしれない。人のつながりが大事だと感じる。
大きな店なら、料理で勝負したり、空間でお客さんを呼ぶこともできると思うが、この店は小さく、カウンター越しにお客さんとは直なので、小さいなりの良さを出していかないと。会話も交わしながら、気持ちの良い感じで飲んで食べてもらいたい。この横丁にありがちな話で、お客さん同士で楽しんでもらっている。カウンターにたまたま座った方同志で、会話して知り合いになって、友達になって。お客さん同志で繋がってくれる。
この横丁の店同士で紹介しあっている。このビルには14軒入っている。2階にライブハウスがある。その反対側に、老舗の28年やっているクラブがある。岡山で一番古いクラブ。バラエティに富んでいる。このビルで最初から最後までおわらすこともできる。知る人ぞ知るような感じ。
まるさんこと平松孝行さんの居酒屋「清の台所」表町三丁目にある人間味あふれる素敵な隠れ家的なお店です。
ぜひ、一度足を運んでみられてはいかがでしょう!