2024.6.20 第114回 片岡 聡一

社会

片岡 聡一

岡山県総社市市長、倉敷芸術科学大学客員教授

音声

■サポート(提供)

小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、一般社団法人岡山アスレーテスクラブ、九九華聯 99ファーレン 倉敷、株式会社Peace

■挿入曲

なし

 第114回目のゲストは、斬新でかつ市民目線の政策で総社を改革する敏腕政治家として活躍する一方、趣味のピアノでは素晴らしい腕前で市民を魅了するなど多彩な一面を持つ片岡聡一市長をお迎えし、防災や障害者支援、空き家対策など市政に対する思いをお伺いしたいと思います。

<前半:猫の殺処分ゼロへの取り組みについて>

片岡市長の事務所前には、度々、仔猫が捨てられる。先日も5匹の子猫が捨てられており、市長が保護しXで里親を募って譲渡していった。今ままでに、18匹の猫を里親に出した。里親には面接をして譲渡するようにしている。

 猫には、飼い猫と野良猫がいるが、それぞれ半々くらいの比率で存在している。総社市内には野良猫の数は200匹ほどいる。本来、野良猫というのは飼い主に捨てられて野良猫となってしまうのであり、捨てられない限り野良猫というのは存在しない。野良猫には地域猫と野良猫の二つに分けられる。よく保護猫と言われるのは野良猫が保護されたもので、譲渡会などで飼い主を見つける機会がある猫のこと。野良猫の中には地域猫と呼ばれる猫がいる。

地域猫は、地域に住む猫好きの方がボランティアで餌や病院、去勢などのお世話をすることで、地域ぐるみ面倒を見ている猫。地域猫の取り組みというのは、これ以上野良猫が繁殖しないように、管理することを目的とした活動だが、なかなか理解されていないケースが多い。猫4〜5匹の餌代が月に3万円ほどかかるため、ボランティアで支えていくには限界がある。

 このような現状を踏まえ、総社市では、この地域猫の活動で必要な餌代を滋賀負担することに決まった。全国でも初の試み。

<後半:作山古墳の発掘調査について>

日本で10番目に大きいとされる総社市の作山古墳(全長286m)に、発掘調査の認可が降りた。発掘調査の認可というのは、なかなか降りないことで有名で、このちぃうさが行われることで、古代吉備王国の謎が解明されると、考古学者の間でも期待されている。  

というのも、備中国分寺の近くにある、こうもり塚古墳の発掘調査では、聖徳太子の祖父と言われる欽明天皇(539年〜571年)の古墳から出土した宝物と同じようなものが発掘されていたから。  作山古墳は、今まで盗掘に遭っていない数少ない古墳の一つ。そのため、この発掘調査は大きく期待されている。 発掘には、3〜4年はかかるだろうと思われる。古墳の敷地の中に住んでいる住民もいるため、転居などのの説得も必要になるため。

 この発掘の成果次第では総社市は今後さらに全国に名を知らしめることになると思う。

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