2018.9.20 第45回 立石 憲利

社会

立石 憲利

日本民話の会会長、岡山民俗学会名誉理事長

音声

■サポート(提供)

小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、こはら鍼灸整骨院(倉敷市平田615)、cocoro from 小原整骨院(岡山市南区下中野1407-6)、古閑俊行話し方スクール、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、公益社団法人倉敷市シルバー人材センター
■挿入曲
オープニング曲:Jump / Van Halen
エンディング曲:Stand by me / Ben E. King
BGM:Happy Island / 押尾コータロー
■ゲストによるリクエスト曲
ひがんとひーがん / 語り:立石憲利

第45回目のゲストは、全国の民話を9000話以上も採録し民俗学を研究、後世へ継承すべく、民話の語り手としても活躍している立石憲利さんをお招きし、民話へのこだわりや情熱について、お話しいただきました。 

民話に傾倒したきっかけは、高校の図書館の司書の女性が綺麗で、その人の気をひくために難しい本を読むフリをして民話の本を借りていたのがきっかけ。

高校3年生の時、歴史研究クラブというのを立ち上げた。卒業を前に、卒業制作のような意味合いで、調査をしたらどうかとのすすめがあり、蒜山の民族調査を行った。それが、研究の道に進むことになったきっかけ。 もともと日本も明治くらいまでは口伝えで文化が伝承されてきた。

それがされなくなったのは大正昭和期以降。それまではお年寄りから見たり聞いたりして自然に覚えるものだった。例えば、民謡や盆踊りなどは歌詞を書いたものも譜面もないが、みんなお年寄りから口伝えで覚えて行き、また子孫に伝えていった。

子供達はおばあちゃんやおじいちゃんから昔話を聞かされて育っていた。 民話もそういう感じで口伝えでやってきた。謎かけもそう。口伝えの文化だけでなく、作物の作り方も口伝。生の声で伝えることが大切。明るいところで顔を見ながら、聞いている人の表情に合わせて話のスピードや声を変えていく。

日本で一番古い口伝えは古事記、できてから1310年くらいになる。それは語ったものを筆記したものが古事記。古事記や万葉集にも民話はある。有名なのは、三輪山の「へび婿入り」全国各地に同じ民話があるが、地域によって細部が変わっている。筋は変わらないが、細部の変化を見て行くのも楽しい。

今後は、民話の継承に力を入れて行きたい。語りができる人を増やしたい。現在は60代の女性が習いに来られることが多い。「立石おじさんの語りの学校」全6回コース。1回2時間。 ご関心がある方はFAXにてご連絡ください。 0866-93-4588

筆跡から自分を整える 凛とした大人の書

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