高橋 京恵
デザイナー(株式会社FIL DESIGN 代表取締役、デザインゴールズ事務局)
音声
■サポート(提供)
小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、こはら鍼灸整骨院(倉敷市平田615)、cocoro from 小原整骨院(岡山市南区下中野1407-6)、古閑俊行話し方スクール、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、公益社団法人倉敷市シルバー人材センター
■挿入曲
フライミートゥーザ・ムーン
第86回目のゲストは、地元岡山でデザイン会社を経営する傍ら、障害者支援にライフワークとして取り組む、株式会社FIL DESIGN 代表取締役 高橋京恵さんをお招きし、デザインへのこだわり、障害者支援への思いついて詳しくお伺いしました。
前半:デザイナーになった経緯
幼少期から絵は好きだった。小学校の時、図鑑と漫画を模写していた。漫画家の竹宮惠子「風と木の詩」が好きでよく模写していた。「地球へ」とか、あとは松本零士「メーテル」や「ガンダム」。 図鑑で言えば動物図鑑や植物図鑑を模写していた。旺文社や小学館の図鑑。自主的にやっていたから今考えればすごいと思う。生き物が好きだった。夢は叶っている。
「ベッキオバンビーノ(オールドカーの祭典)」の表紙の絵を描いている。イタリア語で「永遠の少年」。岡山に全国から集まってくる。好きで家族と一緒に見に行っていたら、Facebookで主催者と繋がって、2012年から表紙を描いている。表紙の絵だけだけど。4月2、3日、10月にもある。年2回。
絵は習っていなかった。美大の受験のために高校生の時にデッサンを習った程度。短大で基礎を教えてもらった。ひたすら製図ペンで書いていた。ロットリング。ポスターカラーで色塗ったり。手で描くことが大事。想像力が鍛えられる。油絵とかには関心がなかった。水彩画やエアブラシは好き。卒業してから勤めだしてエアブラシを買った。
印刷会社の企画室に入ってから始めた。スーパーリアルイラストレーションをやりたかった。写実。写真と見間違うような絵。 印刷会社を7年で辞めて、契約イラストレーターとして長くやっていた。その時にエアブラシでずっと書いていた。その時に子供時代の模写が役立った。野菜、ハーブや魚、漢方薬の材料など一通り描いた。子育てしながら、職業人生に活きている。
後半:デザインゴールズについて
デザインゴールズとは、クリエイター(障害者の方)の素晴らしい作品をデザイナーが商品に落とし込む。障害者アートを活用したデザインビジネス展開事業。障害者と企業を結び、障害者にロイヤリティーが入るような仕組みを作ります。 クリエイターが出来上がった作品を見て、とても喜ぶ。その笑顔を見るのが嬉しい。
自分の絵の才能が商品化されて収入になる。その道を作るところをやりたいという思いがある。生計を立てるところまでは難しいが、入り口を作ってあげたい。 1年目は4社、2年目は10社の企業に関わってもらえた。これがどんどん定着して行って、広げていきたい。
大年度は岡山全域で募集をかけたい。必ずしも対面でなくても出来ることが増えてきているので、エリアも広げていきたい。2年やってもまだまだ知られていないので。 企業からやりたいと声がかかるようになったら本物だと思う。今はまだこちらからアプローチしている。 SDGsに繋がるので、企業も取り組みたいと思っている。win-winでないと続かないと思う。
<PR・夢> 3月12日にデザインゴールズのオンライン発表会がある。