2017.6.15 第30回 三島 和久

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三島 和久

倉敷科学センター 主任 学芸員

音声

■サポート(提供)

小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、こはら鍼灸整骨院(倉敷市平田615)、cocoro from 小原整骨院(岡山市南区下中野1407-6)、古閑俊行話し方スクール、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、公益社団法人倉敷市シルバー人材センター
■挿入曲
オープニング曲:Jump / Van Halen
エンディング曲:Stand by me / Ben E. King
BGM:Happy Island / 押尾コータロー
■ゲストによるリクエスト曲
あしたのワルツ / H ZETTRIO

第30回目のゲストは、倉敷科学センターでプラネタリウムの番組や、天文にまつわる様々な企画展を担当する天文学の専門学芸員である三島和久さんをお迎えし、宇宙に対する熱い想いについて語っていただきました。 

プラネタリウムの話には台本はなく全てアドリブ。星空は毎日変わる。星も惑星も、見える日見えない日があるのでプラネタリウムを見てまとめながら話す。 取材して、写真を撮り、業者に再現CGを依頼したり…。

天文学の先生と言われたりするが、プラネタリウムの番組作りはテレビ局のディレクターのような仕事、ライター的なこともするし、機械の修理など電気技師的な仕事もある。広く薄くいろんな分野の知識やスキルが必要な仕事。

普段持ち歩いているものにマグライト(懐中電灯)がある。倉敷科学センターに勤め始めてから今までずっと使っているもので、暗い中で操作するプラネタリウムの仕事には必須のアイテム。過去になんどもなくしたが、そういうわけか奇跡的に見つかり手元に戻ってくる。傷だらけになっているがとても愛着がある。

1975年11月に岡山上空に大規模な火球が出現した記録がある。夕方7時くらい出現したため多くの人に目撃されている。「爆鳴火球(ばくめいかきゅう)」と言われる。ものすごい大きな音がする。水島コンビナートが大爆発したとか、多くの問い合わせがあった。以前あるラジオの放送でこの話題を出したら、この現象を覚えている人が多くものすごい反響があった。隕石で重さ1トン級かもしれないと、国立科学館が瀬戸内海も調べた。多度津沖、高見島の2キロ沖合に落ちたのじゃないかと言われている。見つかっていない。こういう地元がらみの天体現象を広めていきたい。

倉敷には、100年前に富田隕石が落ちている。(1916年4月13日)この現物はセンターに展示してある。 2001年のしし座流星群はとても素晴らしい流星群だったが、一部の専門家などしかその情報を知らず、多くの方が見ていないという残念な結果となった。通常の流星群の1000倍の流れ星が見えたと言われている。こういう素晴らしい天文ショーを見ると一生の思い出になる。日本ではもう100年以上は見ることができないと言われている。

科学とか天文学を地域に根ざした文化にしたい。天文学者を一人でも増やしたいのではなく、音楽や芸術やスポーツ、趣味のような。こういうものを日常に入れると人生が豊かになる。自然観察や科学への趣を深めていくといいと思う。そいう楽しみ方を多くの人に伝えたい。時々、プラネタリウムに行ったり、星の観察したり、流れ星を見に出かけてみようか、というような感じ。

もっと空が綺麗に、光害がなくなったらいいのに、でも岡山は、まだ星を追っかけてみることができる。 今年から来年にかけて、天文ではイベントが多くある。 夏休みには土星が見え、またペルセウス座流星群が8月13日に見れる。冬は、ふたご座流星群、また部分日食や来年には皆既日食も見ることができる。 倉敷科学センターのホームページにも情報が載っているので、チェックしてほしい。

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