水口 智貴
吹きガラス工房 ぐらすたTOMO 代表
音声
■サポート(提供)
小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、こはら鍼灸整骨院(倉敷市平田615)、cocoro from 小原整骨院(岡山市南区下中野1407-6)、古閑俊行話し方スクール、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、公益社団法人倉敷市シルバー人材センター
■挿入曲
オープニング曲:Jump / Van Halen
エンディング曲:Stand by me / Ben E. King
BGM:Happy Island / 押尾コータロー
■ゲストによるリクエスト曲
THE WIN / AUN J Classic Orchestra
第31回目のゲストは、吹きガラス作家である水口智貴さんをお迎えし、吹きガラスの魅力や作品づくりへの情熱について語り合って頂きました。
吹きガラスの最大の特徴は、制作方法。吹いて作る素材は他にはない。単純に面白い。飽きない。もっとこうしたい、もうっとこうしたらこうなるんじゃないか?というのがずっとある。今でも、グラス一個でもこうしたらどうだとか、こういうデザインのためにはどうしたら良いか、など24時間ほぼ考えいている。自分のように釜を自前で構えてやっている人はとても少ない。その中で、作品を作り個展をして生計を立てている。
順調にいっているが、2、3回経営的に行き詰まったことがある。潰れそうになって。ガス代が月に20万円かかる。他に電気水道、設備投資、ガラスの原料。かなり経費がかかる。やり始めて2、3年目に本当につぶれるかと思った。販売ルートがなかった。25歳で独立して、まだ販路も選定出来ていなかった。物を作ってもそれをお金に変える力がなかった。全部手探りだった。
そんな時、一番助けてもらったのは、同級生からの注文。引き出物。これがあったので潰れずに済んだ。本当に助けられた。その後、販売ルートの開拓ができ、ギャラリーからも声をかけてもらったり、営業に行ったり、作品を発表する場所が増えてきた。そのおかげで作品の注文も、徐々に増えてきた。
映画『テルマエロマエ』で撮影の小道具である牛乳瓶を作った。100個。良い宣伝になった。テレビの取材も来た。3年くらい前。 今はアシスタントもいてくれる。手伝いがいるといないとでは、作品の出来が全然違う、できるスピードも。手伝ってくれる方がいたのでここまでこれた。 横浜の高島屋で個展をしたが、それは大きかった。美術ギャラリー、貫禄のある場所でやらせてもらうと箔がつく。営業に行っやらせてもらえた。若かった。今思えばもっと良い作品は出せるが、いい実績になったが、汚点でもある。当時の限界だった。
今は、作品のバランス。完成度も上がった。常日頃から自分の限界からもう一歩踏み込んで作ろうとしている。だから作品は少ない。パッとすぐできるような作品は作らない。もっとヘロヘロになるくらいまで気を入れて作る。底の厚みとか気にかけて。最近はグラスやワイングラスも使いにくいものを作ろうと思っている。
斬新なデザインで。使いやすいものは量販店などに行けばいっぱいある。一品ものを作りたい。一品もので勝負できるのを作り続けるのが目標。そのうちバカみたいなオブジェを作りたいと思っている。試しに変わった花瓶を作った。個展やグループ展を含め年間で10回は開催しているので、ぜひ、作品を見て欲しい。 吹きガラスの体験会も行っているので、ご興味がある方はご連絡ください。
ぐらすたTOMO TEL:080-1945-6046 URL http://.www.glass-minakuchi.com/ 〒712-8043 岡山県倉敷市広江2-13-33