
大森 誠禎
NPO法人 未来へ 灯(あかり)倉敷事業所 所長 兼 就労相談支援員
音声
■サポート(提供)
小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、一般社団法人岡山アスレーテスクラブ、九九華聯 99ファーレン 倉敷、株式会社Peace
■挿入曲
アメリカンフィーリング / サーカス
第129回目のゲストは、NPO法人 未来へ 灯(あかり)倉敷事業所 所長 兼 就労相談支援員の大森誠禎さんをお迎えし、家庭を失った子どもや虐待を受けた子ども、児童養護施設や里親家庭で育つ若者など、社会的養護を必要とする人々への支援活動について伺いました。

<前半:仕事を始めたきっかけ>
・原点は義理の弟の活動 12〜13年前、義理の弟が津山で「親がいない子ども」や「虐待を受けた子ども」を助けたいという思いで活動を始めたのがきっかけ。
・2014年にNPO法人化 その活動はNPO法人「未来へ」として正式にスタート。放課後デイサービスや自立支援、学びの場「サポートスクール ワタシノミライヘ」などを展開。
・国の事業への発展 2024年、国の「社会的養護自立支援拠点事業」が発足。岡山県を通じて委託され、津山に加え倉敷でも事業所を開設することになった。
→ 倉敷事業所は「灯(あかり)倉敷事業所」としてスタート。現在、大森さんが所長を務める。
<後半:仕事紹介>
1:相談支援業務・・・住居、DVシェルター紹介、就労支援(ハローワーク同行など)など、生活の中での困りごとの相談を受け、相談の内容により適切な対応をして貰える機関へ繋げるなどの業務
2:一人暮らし体験・・・倉敷駅で迎え→食材費2000円を渡し→自炊を含む1泊2日。現在の対象は児童養護施設に入所中の児童。今後は、里親家庭の子ども、ヤングケアラー、自立支援施設の若者などへと対象者の幅を広げていきたい。
3:灯 届けるプロジェクト・・・服や本、生活用品などの物資を無償で必要な人に届ける事業ですが、特にこの事業では、①児童養護施設や児童自立援助ホームの在所者や出身者、➁里親家庭や里親出身者、③生活に困っている子どもや若者、④現在虐待や過去に虐待を受けた子供たちへ届けます。物資の配達は出来ません。取に来て貰える方に限っています。
4:退所前セミナーの実施・・・退所を間近に控えた児童などに対して、社会へ出て生活を始める前に知って貰いたいルールやマナーについてのセミナーを実施。今年度は5つのセミナーを実施
・対象者のリアルな背景・・・児童養護施設や里親家庭で育つ子ども、自殺未遂の経験をもつ若者など。高校を卒業すると相談先が途切れてしまうこともあり、就職への橋渡し役を担う。
・地域的な役割・・・倉敷エリアの児童養護施設3つを管轄。岡山市は別。津山も3施設をカバー。
PR 第8回 子どもの絵画展 11/4〜11/14 県庁1階県民室、11/19〜11/27 津山市立図書館前、12/1〜12/25 岡山総合グランド ジップアリーナエントランス この絵画展は、毎年11月から12月にかけて子ども絵画展を開催。入賞作品はカレンダー化、賞金もあり。子どもたちの「思い出作り」や「楽しみ」を感じて貰らえるようにと思いで実施されている。