2024.9.19 第117回 尾上 和英

社会

尾上 和英

株式会社 四季彩工務店 代表取締役

音声

■サポート(提供)

小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、一般社団法人岡山アスレーテスクラブ、九九華聯 99ファーレン 倉敷、株式会社Peace

■挿入曲

 雪の華 / 中島美嘉

第117回目のゲストは、地元倉敷で古民家リノベーションなどを手掛ける四季彩工務店の尾上和英さんをお迎えし、古民家の魅力やリノベーションのやりがいについてお伺いしました。

<前半:古民家リノベとは、魅力など

よく聞く古民家再生も良いが古民家リノベーションが良い。間取りや空間もやり帰るのがリノベ。再生は間取りなどは変えない。  

稲荷町で古民家を改修して事務所を移転したが、倉敷は戦争の時に焼けてないので、良好な古い家がいっぱい残っている、それを壊すのではなく、再生して活かしたい。それに力を入れていきたい。倉敷市も街並みを保存していこうとか、綺麗にしていこうというのに前向きなので、倉敷市と会社の意向が合っているので、そういうのを発信していきたい。

 仕事自体は古民家に絞り込んではいない。古民家の案件は5、6件はしている。  一番は上富井にある100年以上を改修して、建築コンペで世界一になった。イギリスと台湾で世界一になった。上富井の家は、柱や土台が全部腐っていて全部やりかえた。全国的に有名な建築家の方とコラボした。その建築士の奥さんの実家。それを尾上さんの会社が施工した。建築家の大堀伸さんの奥さんの実家。奥さんは花子の編集長だった人。

 リノベーションが得意。費用はかかるが、新たに建てるよりは安い。新築よりは。内容にもよるが、この事務所の規模だと5000万円ほどかかるが2000〜2500万円くらいでやっている。

<後半:こだわりなど

古さを残す形で作る。構造や性能を昔の古民家よりも上げながら、デザイン性も上げながらやっていく。それが得意。今の生活様式に合わせた間取りや動線、使い勝手をいかに表現していくか。  大工さんや私たちは一瞬でこの柱は取れるとか、残さないとけないとか、補強したらOKとかというのはすぐわかる。持って帰って考えさせてというのはない。経験則がすごい重要。本や教科書で得られるものではない。感覚的なものが大きい。  

結構最近、古民家を直した方が良いのか、倒した方が良いのか、住んだ方が良いのか、貸した方が良いのかという相談は多い。価値があるかないかはその人の判断だが、建物だけでいうと建築士ならすぐわかる。直した方が良いかどうかは、そこから収益物件にするのはどうすれば良いか、そういうふうにできるかどうかもすぐ判断できる。そこもアドバイスできる。  

新築もする。最近工務店が減ってきていて、ほぼ外注が多い。うちの会社は内製化をしている。うちの社員でできるところはうちでする。中間マージンがないので、コストも下げられる。古民家を受けれるところと受けれないところがある、そこの建築士さんが知識がないとできない、大工に丸投げすると、大工さんのやりやすいようにしてしまう。なので大工も嫌う、リスクもある。

 昭和56年以前の建物は耐震基準が今と違う。なので気をつける必要があるが、逆にある程度こちらの裁量で耐震を満たしながら建築できる。地域もある。海に近いとシロアリの被害にほとんどあっている。内陸の場合よりも被害が大きい。 お客様の要望に合わせて、費用対効果を見ながら提案している。

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