片岡 聡一
岡山県総社市市長、倉敷芸術科学大学客員教授
音声
■サポート(提供)
小原整骨院(倉敷市連島中央2-3-22)、こはら鍼灸整骨院(倉敷市平田615)、cocoro from 小原整骨院(岡山市南区下中野1407-6)、古閑俊行話し方スクール、株式会社パッション、株式会社アンスリール、オーセンティック合同会社、公益社団法人倉敷市シルバー人材センター
■挿入曲
オープニング曲:Jump / Van Halen
エンディング曲:Stand by me / Ben E. King
BGM:Happy Island / 押尾コータロー
■ゲストによるリクエスト曲
ひまわりの約束 / 秦基博(片岡聡一弾き語り)
第60回目のゲストは、斬新でかつ市民目線の政策で総社を改革する敏腕政治家として活躍する一方、趣味のピアノの弾き語りでは素晴らしい腕前で市民を魅了するなど多彩な一面を持つ片岡聡一市長をお迎えし、防災や障害者支援、空き家対策など市政に対する思いをお伺いしました。
前半:選挙を終えて
4期目に入り、今回の選挙を振り返ってみた。初めて選挙に臨んだ時、70票差で落選した。その当時、総社大橋で400日以上に渡り街頭演説をしていた。落選しても続けていた。その頃は総社をもっと住みやすい街にしたいという熱い思いがあった。今回は無投票での当選となったが、初めて市長選に出た時の熱い想いを今も持っているかどうか自分自身に問いただしてみた。もし、以前のような熱い思いがないのであれば、無投票であっても市長選に出るべきではないと思った。しかし、総社大橋に立ってハンドマイクを持った時に、まだまだ熱い思いがあることが分かった。まだまだできる、やらなくてはという思いが湧いてきた。
後半:ひきこもり対策、外国人居住、LGBTへの施策について
引きこもりが問題となっている中、総社では引きこもり対策室を設けて彼らが少しでも社会に復帰できるよう支援するようになった。彼らも社会に出たがっているが、そうさせない何かが社会にあって外に出られないだけ。彼らが悪いとか弱いとかということは全くない、そいういう社会にしてしまった政治家に問題がある。競争社会を作ってしまったことが大きな原因。そういう社会を変えていかなければならない。 外国人の居住問題では、彼らは言葉の壁があり、安心安全な生活を送ることが難しくなっている。総社市は外国人が多い。そういう人たちもちゃんと生活でいる街にしなくてはならない。 LGBTの婚姻を認める条例を制定したのは西日本では初となるが、私の元に批判的な意見が数多く寄せられた。しかし、国が一歩ふ踏み出せない状況であれば、生活に一番身近である自治体がなんとかしなくてはならない。総社市でのLGBTの第一号はレズビアンのカップルだったが、彼女らはとても喜んでくれた。婚姻という制度により享受できるメリットではなく、自分たちのアイデンティティが認めてもらえたことが嬉しいと言っていた。 まだまだ、きめ細やかな対応が必要な社会的弱者が多くいる。そういう人も含め全ての人が住みやすい街に総社市をしていきたいと思っている。